
週末利用での急遽の短期京都行きという事で、桜見物も完璧と計画したはずでしたが、三千院の項でも書いたように2021年の桜は咲き急いでしまったようで全くの当て外れとなりました。もうその事はどうでも良くなりました、この景色を見てからは。

テレビや雑誌のメディアで頻繁に紹介されて、額縁庭園という言い方も一般的にさえなっているこの頃ですが、やはりこちら宝泉院のこのお堂からの庭の眺めは京都随一です。「京都散歩」の項で書いて以来ですが何度来ても素晴らしい、来てよかった、と小声で独り言を発してしまいます。

室内の広さが程よい狭さであることと、それにより室内からの眺めがどの位置から見てもそれぞれ印象が異なり楽しめる、とても考え抜かれた設計となっていると感じます。

カメラについてですが、使用カメラはいつものSONY α7Ⅱですが、今回使用のレンズは20mm広角単焦点レンズでF値2,8(タムロン)。実売価格38,000円程度のお買い得レンズですが、色はまあまあではありますが、こんなに歪むのは誤算でした。それとオートフォーカスが遅い、、、。まあ、それでもどうにか工夫して撮影において、歪みが目立たない構図を考えるのも楽しみではありますが。

金曜日に仕事を休んでフライングで来た甲斐がありました。宝泉院の額縁庭園を独り占めで貸し切り状態で撮影できました。もう夕方近かったと言う事もありましたが、いずれにしても幸運でした。

誰もいないので室内をあちらこちら、いろいろな角度で撮影し放題でした。赤い毛氈(もうせん)は無くてはならないアクセントです。

室内からは江戸中期の作庭になる鶴亀庭園と名付けられた庭園を眺め、縁側の脇にはつくばいからの水の流れの音が心地よさを演出しています。

またこの縁側には2本の竹の棒が出ていますが、これは水琴屈で、耳を当てると水の滴る音が軽い金属音の響きを伴って聞こえてきます。

また、こちら宝泉院の窓際の天井は血天井で、慶長5年の関ヶ原合戦前、徳川方の鳥居元忠以下数百名が京都伏見城で豊臣に攻められ自刃した場所の床を天井に上げたものです。写真の黒いシミは木目のシミですが、より薄いシミ跡のようなものがそれだということです。


ここ宝泉院は先程の額縁庭園以外にも庭があり、こちらは中庭です。



三門そばの桜がまだきれいでした。ちょっとピンクの濃い品種の桜で、このくらいの色が一番桜らしいと思います。



額縁庭園を見ながら抹茶が頂けるとはイタレリツクセリです!