
夏の鬱蒼とした濃い緑に包まれた山寺に訪れた際に、雪深いこの地に深々と降り積もった雪景色も見てみたいと思ったものでした。そう思いながら帰ったのを東北地方で雪が降るたびに思い出し、2020年12月19日、東北地方で大雪が降ったこの日に再び参拝する事ができました。

門の無い「登山口」に着くと、ちょっとこれは登るのは無理かなと思わせる雪の量でした。幸いにして、降ってくる雪の量はさほどではないので、積もった雪に集中して歩けばどうにか行けると判断し、石段を登って行きます。

人が一人歩ける分の地面が足跡で固められており、こんな日も参拝者が居るんだと信仰の深さを思ったりしながら歩きます。


仁王門のところでは特に降雪が多かったのか、地面の足跡もまばらで深く足を取られる状況です。



仁王門より上は景色が開けます。各お堂は厚く雪に覆われており、夏には色鮮やかに折り重なった山と谷の遠景が、全面白黒の光の無い世界のように見えます。

開山堂より上は全く足跡もなく無人で、積雪は人の腰高ほどもあり、斜面の通路は柵なども無いため多少の恐怖と共に進む状況です。帰りの電車が大雪で止まってしまわないかと言う心配も加わり、ここにきて早く降りたいと言う気分が大勢を占めていたと言うのが正直なところです。


展望台ともなっている五大堂へは上がることができました。とりあえず雪をしのげるので少し休憩して足早に帰路につくこととします。帰りの電車、JR仙山線は天候によってすぐに止まるという事なので、止まらぬうちに帰るのが吉かと。

