
大原に来てまず三千院に行くのは、ごく当たり前で当然の事と思いますが、三千院だけでここ宝泉院に寄らずに帰るのは本当にもったいないです。それほどに訪れる価値のあるお寺さんです。

額縁庭園などと言うことばもありますが、ここ宝泉院はまさに室内からの眺めが額縁に収まる絵画を見るようです。開け放たれた窓がまるで額縁のようであり赤い毛氈をアクセントとし、作庭され手入れも行き届いた庭園が向こう側に静かに佇んでいます。人が写り込まないように急ぎつつアングルも決めて撮るのは運も必要かもしれませんが、写真好きにはここは外せないスポットです。

ここ宝泉院はお隣の勝林院の塔頭寺院で、同じく平安時代末期頃からの歴史を持ちます。現在の建物は江戸時代に再建されたものになります。また、洛中にもいくつか血天井のあるお寺はありますが、こちらもそうです。慶長5年の関ヶ原合戦前、徳川方の鳥居元忠軍が豊臣との戦で伏見城中で自刃した際の床板を天井に上げたものです。

至る所に侘び寂び感じる演出があり、心落ち着くお寺さんです。御朱印は境内入り口の受付にて入場前に預けておきます。「仏心」という素敵な御朱印を頂くことができます。

庭園はいくつかあり、建物入ってすぐに上の写真の庭園が見えてきます。廊下右手の部屋にも裏庭的な庭園があり、奥の広間まで行くと額縁庭園があります。額縁庭園を眺めながらお抹茶とオリジナル和菓子のお接待を頂くことができます。なんとも言えない優雅な気持ちで心地よい時間を過ごすことができます。