西国三十三所 第十八番 頂法寺(六角堂)

西国三十三所観世音菩薩巡礼第十八番札所は紫雲山 頂法寺(六角堂)です。アクセス難易度は★(星ひとつ)です。丸 竹 夷 ニ 押 御池 姉 三 六角 蛸 錦・・・(まるたけえびすに、おしおいけ、あねさんろっかく、たこにしき)はご存知京都の(東西の)通りの名前の頭文字を取った小唄ですが、これでいくと、六角堂のある六角通りは三条通りと蛸薬師通りの間に挟まれた通りだとわかります。しかも位置的には烏丸通りをちょっと入ったところにある繁華街の真っ只中のお寺です。

かつて平安時代にこのお寺の前に通りを作ることとなった時に、ちょうどお堂が道に当たることがわかり観世音様に相談したところ、いつの間にか一つの基礎石だけを残してお堂が道に当たらない位置まで移動したという伝承は有名です。縁結びの柳の木の下にあるこの基礎石がへそ石と呼ばれ京都の中心を示しているという事です。このへそ石も六角形をしているのも面白いです。こう言った歴史もある繁華街のお寺であるので、鐘楼も道路を挟んだ道の向こう側にあります。

本堂の隣にある池の中には四角い石造りの井戸のような囲いがありますが、これはこちらを創建された聖徳太子が身を清めるための水を取った場所とされています。またこの池のほとりに僧侶の住居である住坊が建てられていたため池坊(いけのぼう)と呼ばれていて、この池坊で仏前にお供えする花をきれいにいける工夫を重ねて努力をしていたところから、生け花が生まれ池坊の誕生となりました。よって生花誕生の地は六角堂という事になります。

こちら頂法寺が六角堂と呼ばれるのは本堂が六角形をしているからというのは誰でもご存じかと思いますが、隣にある関連施設WEST 18ビルよりお堂を屋根から見てそれを確認してみるのも面白いかと思います。(WEST18ビルのネーミング、良いですね。西国十八番札所ですからね。)

ご本尊は聖徳太子の念持仏であったといわれる如意輪観世音菩薩坐像です。念持仏は個人的に所有して身の周りに置いて拝むための仏像ですので小型の仏像となります。こちらは一際小さく、5㎝ほどだということです。秘仏ですが通常はお前立ちの像を拝むことができます。

西国の札所めぐりに限って動くのでしたら、ここ六角堂から六波羅蜜寺をお参りしての清水寺へというコースも良いかと思います。途中、せっかく小唄でご一緒しているので姉三六角蛸錦の蛸薬師と錦天満宮にもお参りしてから行ってみるのはいかがでしょうか。

コメントを残す