西国三十三所 第十番 三室戸寺

〜西国三十三所で最も謎を秘めた観世音様〜

西国三十三所観世音菩薩巡礼第十番札所は明星山三室戸寺です。アクセス難易度は★(星ひとつ)です。京阪電車宇治線の三室戸駅で下車して徒歩で20分ほどでしょうか。程よい上り坂の住宅街を歩いて行くとだんだんと緑が増えてきて三室戸寺への案内板も出てきます。両側が高い生け垣の道に出たらもうそこは三室戸寺です。花の寺と言われるだけあって、アジサイやツツジの時季は境内に一面花が咲いて圧巻の景色となるようです。

拝観料を納めて三門をくぐり登り坂の道を更に歩くと右手に広い庭園が広がってきます。ここが五千坪ほどもある庭園で池泉式回遊庭園や枯山水、植物園のような花木が斜面に沿って広く展開されています。

ご本尊は千手観世音菩薩です。こちらの観世音菩薩様ですが、個人的な見解ですが西国三十三所のうちで一番謎めいた観世音様だと思います。千手観世音では手が実際に千本ある唐招提寺や葛井寺の例はまれであり、多くは四十二本の手で千を表すことが多いです。しかしながらこちら三室戸寺のご本尊の千手観世音菩薩は二本の手しか持たないうえ、子供を抱きかかえるような仕草を取られています。更に謎なのが身につけられている衣服がキリスト教の法衣のようで西洋の像の雰囲気であり、正面のデザインが十字架に見えます。子供を抱きかかえる仕草といい十字架風デザインといい、全体的な雰囲気はマリア像のそれに近い印象です。

第二十七番札所の圓教寺の参道に三室戸寺の本尊を模した像があります。(この参道には三十三所全ての本尊が道行く人を見守ってくれています。)

写真撮影ができないうえ、三室戸寺ホームページにもご本尊の写真が無いためご覧頂けないのが残念ですが、「西国三十三所観世音巡礼祈りの旅」というテレビ番組のページでご覧頂けますので、ぜひご確認下さい。

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