西国三十三所 観世音菩薩巡礼 第十九番札所は霊麀山(れいゆうさん)行願寺(ぎょうがんじ)です。
革堂(こうどう)とは
行願寺は約1000年ほど前の平安時代中頃、1004年に行円(ぎょうえん)上人によって開かれた天台宗のお寺です。行円上人は比叡山に入る前は野山で狩猟をしていましたが、ある時身ごもった母鹿を撃ってしまったことを後悔し、狩りをやめて仏門に入り比叡山で修行を行った僧です。その鹿の事を忘れずにいるために日頃からその鹿の皮を着用していたため皮聖(かわひじり)と呼ばれ、上人が開山した行願寺も革堂と呼ばれるようになりました。
創建当初は一条小川の地に寺域がありましたが、幾度かの戦乱に巻き込まれて点々と移動し、天正18年の秀吉による京都大改造計画の際に、革堂もここ寺町に移ってきました。

















革堂へ
アクセス難易度は★(星ひとつ)です。京阪電車の神宮丸太町駅から徒歩で鴨川を渡り西方向へ10分ほど、寺町通りを南に折れてすぐです。山門の周りには自転車が停められていたり、門から本堂までの短い参道で地元の人の小さいイベントが開催されていたりと庶民的な雰囲気のお寺さんです。
本堂
1815年に再建された本堂は瓦葺きの重厚な印象ですが、正面上部は千鳥破風(ちどりはふ)(三角形の部分)と唐破風(からはふ)(うねって盛り上がった部分)の二重の破風で優美な意匠となっています。



