西国三十三所観世音菩薩巡礼、第二番札所は紀三井寺(きみいでら)です。アクセス難易度は★(星ひとつ)です。JR紀勢本線(きのくに線)の紀三井寺駅から徒歩で行けます。紀三井寺というのは通称で、正式には紀三井山金剛宝寺護国院と言います。紀州にある三つの井戸があるお寺という事から来た名前です。駅からの道のりはどこにでもあるような地方の宅地ですが、三門が見えると急に風情ある雰囲気に包まれます。高台にあるゆえ、結構な階段を登りますが両側に塔頭寺院や寺名の由来となった井戸などがあり、また苔むした石垣がなんとも言えない情緒ある景色で、シャッターが進んでしまいます。



紀三井寺はその昔、京都から熊野詣に参る人たちのちょうど良い中継寺院として栄えました。桜の名所としても有名であり、境内には和歌山県の桜開花の標本木があり、この木に花が五輪咲くと開花宣言となるようです。御本尊は十一面観世音菩薩で、秘仏のため50年に一度しかご開帳されません。しかしご住職は、秘仏だから見られないといっても観世音様は全てお見通しでありお参りに来た人全てが功徳をいただくことができるとおっしゃっています。
御本尊にお参りしたら、本堂よりさらに上にある多宝塔に行ってみましょう。こちら室町時代建立で朱塗りの塔に青もみじが映えて非常に印象的です。





紀三井寺御詠歌。ふるさとをはるばるここに紀三井寺花の都も近くなるらん