西国三十三所観世音菩薩巡礼第六番札所は壺阪山南法華寺です。「壺阪寺」の呼び名の方が馴染み深いでしょうか。アクセス難易度は★★(星2つ)です。近鉄の大阪阿部野橋駅から南大阪線急行に乗車、吉野線直通で壺阪山駅まで約45分。駅から奈良交通バスに乗車、15分ほどで壺阪寺前のバス停に到着します。ただしバス便の本数が少ないため時刻表を確認してから近鉄線の電車を選ぶなど考慮したほうが良いです。バスを降りたらもう目の前が壺阪寺です。

拝観料600円を支払って入山です。入ってすぐ右手に大講堂があり、お寺の寺宝の仏像などが安置されていますので、帰りにはぜひ寄ってみてください。特にものすごい怒りの表情の不動明王像が見応えあります。

そして左手には集合住宅のような建物がありますが、こちら目の不自由な方の老人ホームとなっており、眼病平癒や予防に霊験あらたかな観世音菩薩を御本尊としてお祀りしているお寺だけあって、眼病患者へのいたわりの心がこのような施設設置からも感じられます。

壺阪寺は山の斜面に沿って段々にお堂が建ち並んでおり、下から見上げるとそれぞれのお堂がひな壇に配置されたかのように重なりつつ遠近的に見え隠れしており、歩き始めると段を上がるごとにお堂が出てくるという仕掛けのようで楽しいです。


最上段まで上り詰めると禮堂(礼堂、らいどう)、三重の塔があり、こちらはともに重要文化財に指定されている建造物になります。

目に関する事が多く、メガネ供養などもあります。そして禮堂奥にある八角堂に御本尊の十一面千手千眼観世音菩薩が安置されています。こちら室町時代の像で、眼病封じの功徳が頂ける観世音菩薩で、秘仏ではないのでいつでもお参りする事ができます。



こちら、ならまちの元興寺の弁基上人が703年に開山しており、山中の坂で水晶の壺の中に観世音菩薩を感得した(観音様を感じた)ためここにお寺を開く事を決めたというのが始まりです。あらゆる物事が目や眼病に結びつくお寺で、壷坂霊験記もこのお寺が舞台です。併設のつぼさか茶屋では食事の際のお茶が、目薬の木のお茶です。(インドカレーうどんが非常に美味しいです。)
